今回は少し前に描いた絵のメイキングです。
よろしくお願いします!!
下描き
まずA5サイズの紙に下描きをしました。
背景は厚塗りで描くのでだいぶいい加減です。耳のデバイスも片方いい加減ですが、これは片方描いたらコピーすればいいや、という考えからです。
コミスタに取り込んだら、各パーツの位置が気に入らなかったので、選択範囲で各パーツを囲い画像の位置に移動しました。
こういうところがデジタルの便利なところです。
↑の記事で丁寧に描いたほうがいいと書いておきつつ、今回わりといい加減な下描きです。しかし重要な箇所やよくわからない箇所は、もう一度下描きするなりして整理しています。
ペン入れ
下描きの調整が完了したらペン入れを進めていきます。
ペン入れレイヤーは、輪郭線や髪の毛などのパーツごとに分けて進めています。
統合しながら進めているところもありますので、実際はもっとレイヤーが分かれています。
ペン入れの説明については、
も参考にしてみてください。
基本色付け
ペン入れが終わったら、基本色をつけていきます。
この時ネットの画像からよさげなものを探して、そこから色をスポイトでとるといいです。(色をスポイトで検出するのは違法ではないです)
影つけ
ペン入れが終わったら次は影つけです。
人物のから見て、太陽は右上にある設定にしたので、そのように影を付けていきます。
ハイライト
基本色と影を同時に表示します。
次にさらに光が当たる箇所や、金属パーツのエッジ部分に白でハイライトを描いてあげます。
各パーツのシャープさが際立ったかと思います。
環境光
大気からの反射の光を作ってあげます。
大気は青いので、青でベタ塗したレイヤーを薄くして作ります。
直射光
太陽から直接光が当たる箇所に薄い黄色でベタ塗したレイヤーをのっけてあげます。
なぜ黄色かというと太陽光はやや黄色だからです。
処理が終わったらsaiに移動します。
人物調整
saiに移動したら環境光、直射光、影のレイヤーをオーバーレイでそれぞれ統合します。統合したら場所によってぼかしてあげます。
顔や金属パーツの頂点などに光が集中する場所を白で作ってあげます。
また基本色のレイヤーの上に頬の色などの物体色のわずかな違いを描いてあげます。
背景
堤防の向こうに海がある風景が描きたかったので、海と雲、堤防の
資料を用意し、それに基づいて描きました。
手前の堤防は質感がないとそれっぽく見えないので、ネットからフリーのテクスチャもってきて、いい感じに調整しました。
また堤防にかかる黒いのは人物の影です。
仕上げ
背景を描いたら仕上げで、機械パーツなどに鏡面反射等を描いてあげます。
また人物の色味も調整してあげます。
そして今回は主線の色も変えてあげます。絵がマイルドな感じになったかと思います。
これで後は目を描いて終わりだったのですが、この段階で、人物の腰が若干長いんじゃないか? と気になりましたので、腰の長さを調整しました。こういう間違いはペン入れ段階で気づきたいところです。
腰を修正し、目をしっかり描いて完成です。
最後に
今回はイラストの簡単なメイキングをしました。
腰の件もあり、つくづく自分はまだまだだなと思います。
こうした誤りにいかに早く気付くかが課題ですね。