イラストの種類によってエフェクトが必要な場合があります。
例えばカードイラストやスマホゲーのキャラクターの周りにある炎だったりプラズマだったりと、多種多様なエフェクトがあります。
今回はそんなエフェクトの中でプラズマの描き方についてご紹介したいと思います。
ちなみにここでいうプラズマとは雷やスーパーサイヤ人2の周りにあるスパークのことを指しますのであしからず。
落雷の原理
ここでは普段よく目にするプラズマ現象として落雷の簡単なメカニズムを説明します。
雲の中では、雲の粒(水滴とか)が、地球の引力により落下していますが、地面からの上昇気流により浮いているように見えます。
そしてたとえ夏でも上空は氷点下20℃とかそんな世界です。雲の中で、水蒸気は急速に冷却され、氷の粒になります。
しかし上昇気流により落下できず、雲の中で、大粒の塊(霰や雹)上昇下降を繰り返し、他の塊と衝突を繰り返します。
この時の摩擦によりプラスの電荷は小さい粒に、マイナスの電荷は大きな粒に蓄電されます。(なぜそうなるかは不明)
プラスとマイナスの電荷の差が大きくなると二つの間で放電現象が起きます。通常なら雲の中で放電現象は起きます。
しかし雲の中のプラスの電荷が溜まった領域より地上のプラスの電荷があるほうが近い場合、雲の下方のマイナスの電荷が溜まっている領域から放電が始まります。これが落雷です。
資料の用意
こちらの資料はフリーのものです。今回はこちらを参考にしていきます。
画像の資料を見てみると、雷は雲からうねり、別れながら地面に伸びています。
なぜこうなるかというと、雷は最初に先駆放電という現象をおこし、大気の中の電子が通りやすい道を進んでいるからだそうです。
この先駆放電が地上からの伸びる迎え放電とつながることで、主電撃が起きる。これが激しい光や衝撃波を発生させているのだそうな。
実際に描いてみる
では実際に描いてみましょう。今回はわかりやすいように黒ベタに描いていきます。
①まず資料を参考にしながら雷を描いていきます。
うねりながら枝分かれしているので、それに注意しながら描いていきましょう。
まず大きな雷の流れを描きます。
今回色は薄いピンクで描いていきます。
②大きな雷の流れから枝分かれする流れを描きます、別れる前より太くならないよう注意が必要です。
様々な太さで描いてください。
③次に上で描いたレイヤーをコピーし少し拡大します。次にフィルターなどの効果でぼかします。
④さらにぼかしてないレイヤーをまたコピーし、今度は一回り縮小して白く塗りつぶします。一応これでらしくなったかと思います。
⑤状況によってはさらに青く周りを光らせてもいいでしょう。
最後に
今回はプラズマの描き方について解説させていただきました。
実際に描く説明は最後の見出しだけです。
しかし多少なりとも原理を理解しておくことで、資料を見たときの理解も進むと思いますので、何気に大事なことです。
ではまた今度!!