キャラクターを描くうえでぶち当たる壁というのはいくつかありますが、その中でも手を描くというのは、初めのうちはなかなか大変です。
今回は手を描く方法をお伝えしたいかと思います
手をうまく描くには
おとなしく模写しまくって形をインプットしましょう。といいたいところですが、インプット完了するにはかなり長期的になるため、すぐに実際のイラストで使うことはできません。
すぐにそれなりの手を描くには、手の構造と単純にして描くことを覚えるといいです。
手の構造
手を描く前に手の構造を簡単に説明します。
上の画像のように手を
黄色: 手のひら
赤: 親指
青: 人差し指から小指
の3つの要素に分けました。こう考えると頭の中で整理しやすいかと思います。
下からは簡単に手の特徴を書いていきます。
画像のように人差し指から小指の間接位置は引いたラインのとおり若干弧を描いています。
正面からみると画像の感じです。中指が一番山になっているのがわかるかと思います。
人差し指から小指は曲げると手首の当たりに向かって曲がっていきます。
親指の付け根を動かすと画像のようになります。親指の動かす前と動かした後で、親指の先の間接の曲がる方向の確認もしてみてください。
各関節の位置は画像に水色で記したところあたりです。ここを軸にして各関節は可動します。
単純化して描く
手を描く際、全く描けない場合は、手を単純化するといいです。
上で説明した手の法則を踏まえ、手を箱や筒でガイドを描いていくとそれがとっかかりとなり、何もないよりか描きやすいです。
ここでは指さしポーズを描いてみます。
①まず基準となる手の平のガイドを描きます。もちろん自分の手や資料を見て描いてください。
②次に人差し指のガイドを描きます。この時間接はボールで描きます。
③中指から小指のガイドを描いていきます。自分の手や資料を参考にしながら各指の曲がる角度の違いに注意しましょう。
例えば指さしポーズすると中指の握りが甘くなります。
④親指のガイドを描きます。
まず親指付け根のパーツを描き、次にボールと筒を使って親指を描いていきましょう。
⑤自分の手を見ながらしっかりと指を描いていきます。
完成です。
ガイドを描くにも当然自分の手、資料を見ることは必要です。初めはかなり難儀するかと思います。
しかしガイドを描いて各指などの位置関係を把握することにより、ぐっと描きやすくなるかと思います。
最後に
今回は手の描き方について解説しました。
もちろん自分の手のスケッチや模写をし続けて、形を完全にインプットするのが最終的に必要です。
今回は手で説明しましたが、この単純化して描く方法は手以外でも使えます。
初心者の方でこの部位が難しいと感じたら、この単純化して描く方法を試すといいかもしれませんね。
それではまた!!