真正面の顔を半分描いた、後半分残ってるけどめんどくさいなぁ……。
絵を描いていると同じものを何回も描かないとならない、そんな場面が多くでてくるかと思います。
今回はそんなときどうすればいいかお伝えしたいと思います。
左右反転と複製をしよう
デジタル限定ですが、左右反転や複製をできるときはしまくったほうがいいです。
左右反転、複製を使えば圧倒的に時間短縮ができ、作業効率の向上ができます。
左右反転と複製は使えない!?
しかし人間の顔は左右で微妙に違ってるとか、パースという観点から考えて背景の一部を複製して使ってもパースが狂うのでは?
という意見もあるかと思います。
たしかに厳密にいえば上記のことは間違いではありません。
しかしイラストを描くことに限定すれば、二次元のキャラクターの顔が左右非対称だろうが左右対称だろうが気になりません。(私は)
背景の複製も画面手前の建物は複製が難しいですが、奥の建物は多少パースが狂っていてもその狂いはたいして目立ちません。
方法
ここでは方法を解説します。
〈左右反転について〉
①方法はまず人物の顔を半分描きます。
②半分描いたらそれを左右反転して、反対側におきます。
③前髪を描き、目のハイライトを同じ方向にします。あとは接合部をなじませ完成です。
人物の顔以外にも無機物など、様々なもので活用できます。
方法は単純ですがいくつか注意すべき点があります。
・左右反転は、陰影など光が関わってくる処理には使えない。(光源が真正面なら使えます)
・人物の場合、流石に前髪は左右非対称にしたほうがいいです。
・真正面からじゃないと使えない。
〈複製について〉
今回はこのソファーの奥に同じソファーを配置します。
①画面手前に描いたものを奥に複製します。
②全然あっていないので、拡大縮小してサイズを合わせます。このときパースガイドでサイズを合わせるといいです。
見た目的にはほぼ違和感ないかと思います。
今回の例ではソファーなので、同じ物が並んでも不自然ではないですが、町などの場合同じものばっかりだと不自然に見えてしまうので、いくつかパターンを用意してランダムに並べると自然に見えます。
建物以外に草むらや雑木林など、様々なことに使えます。
最後に
今回は左右反転、複製についてお話しました。
実は私は左右反転や複製に対してズルいとなぜか思っていました^^;
しかしデジタルの強みはまさに左右反転、複製にあるので、有効に活用していきましょう。