イラストを描いていると描いたり消したりといつまでたっても形が定まらないことがあります。
特にイラストの描き始めのラフの段階では、なかなかいいレイアウトが決まらず、いつまでも悩んでしまうことが多いです。
今回はそうした場面に直面した時に、なかなか良い解決法があります。今回はこの方法をご紹介したいと思います。
イラストは小さく描き始めよう
結論から言うとイラストの描き始めは小さく描き始めようということです。
小さく描くことにより全体がイメージしやすくなり、サラサラかけるので、すぐ描くことができます。
大きく描くと大変
A4等の用紙いっぱいにいきなり描くと紙を前に呆然となりやすいです(これは事前に資料が集められているかにも関係しますが)。
そもそも用紙が大きいので、ストロークが大変ですし、間違った時に消すのも時間がかかりますし消しゴムの消費も馬鹿になりません。せっかく描いた部分を消すと言うのはいくらラフやあたりとはいえいささか気が萎えます。
また大きく描くと一つ一つのラフに時間がかかるので数を単純に数をこなせないというのもあります。
方法
紙の大きさにもよりますが、A4用紙なら線を引いて8等分にします(描くイラストによって縦横比を変える必要はあります)。
この8個のコマのそれぞれにラフを描いていきます。
もちろん資料があればそれだけ描く速度は増します。
方法は単純ですが、もたらされる効果はなかなかです。次の項でそれを紹介します。
メリット
この小さく描くというのは主に3つのメリットがあります。
小さく描くことになるので、必然的に細部まで描くことができません。しかしラフの段階では、逆にそれが良く作用します。ついつい描き込んでしまうことを抑えることができますし、そんな描き込まなくても密度があるように見えるので、簡単に描いても見栄えがよく見えます。
〈時間がかからない〉
小さく描くためペンのストロークが短くて済みますし。描く量も少ないので早く描くことができます。
〈アイディアを大量に出せる〉
1つ1つの絵に時間をかけなくて済むので、大量のイラストのラフを作るときに非常に便利です。
ラフを描いた後
小さいイラストはそのままでは使えないので、拡大して適切なサイズに合わせる必要があります。
サイズを合わせた後は、資料を見つつしっかり描いていき使用に耐える下描きを作る必要があります。
しかしアイディアを手早く出せるので場合によって、時間短縮にもつながる手段だと思います。
ラフの段階でイラスト制作が頓挫することが多いという人は試してみてはいかがでしょうか?