絵の練習方法の一つとして古来より、模写なる方法があります。
でも巷では模写は効果がある、だとか模写は効果がないだとか
正直どっちなの? ということがあります。
今回はこの模写について個人的見解を述べたいかと思います。
模写をしても模写が上手くなるだけ
答えはこれです。ただやみくもに模写をしても結局模写がうまくなるだけで、余程応用力のある頭のいい人でもない限り自分の絵に応用は難しいです。
ただ模写を限界まで極め、それを作品としたい人には最高の練習法です。
実体験
実はこれ私の体験からそう言っております。私自身模写がめちゃくちゃ上手いってわけでもありませんが、それでも10年ばっかし絵描き続けているわけで・・・
一時期、
「模写をすれば絶対に上手くなる」
と信じて、毎日2、3時間ほどポーズ集の模写等を行っていた時期がありますが、結局自分の絵が上手くなったという実感がわかず、ただ模写をするのが多少こなれただけでした。
今でも気分転換で、模写をするときがありますが、たいして意味がない感じがしてなりません・・・。
多分前回話した「デッサンの練習をしてもデッサンが上手くなる」と同じ理屈ですね。
模写はある程度できたほうが良い
じゃあ模写はできなくてもいいのか? と言われればそうではありません。模写をして観る力を養えば気づくことも多くなりますし、なにより描写力の向上につながります。
単なる模写としてではなく、自分の絵の制作のにおいて資料を見て描く際に役に立つのです。
例えば
(ポーズ人形にポーズをとらして模写)+(服飾のデザインを検索で探して模写)+(好きなキャラクターの顔だけ模写)+(建物の資料の一部だけ模写)+(夕日の資料の模写)=自分の絵
というように模写を組み合わせて自分の絵を作れば、できのいい絵が完成します(あくまで方法の一つとして)。
絵が全く描けない人に関しては、ある程度模写ができるようにしといたほうが役に立つよ。
という感じです。
実戦が一番
結局不器用な人が練習をしたところで練習が上手くなるのが落ちで、実戦ではたいして役に立ちません。それなら初めから実戦をして、実戦の中で学んだほうが幾分か効率がいいという話です。
このブログでは絵のことに関するブログなんで模写で話してますが、実戦で学ぶということは絵に限った話ではない気がします。例えばプログラミングの学習やビジネスなんかでもそうじゃないでしょうか?