絵は好きだけど、描いても小学校低学年レベルの絵しか描けなくて、同僚や友人から
「化け物」「画伯」「ド下手」「おまえは絵を描いてはいけない」
などと罵倒されてしまう。
今回はそんな人向けに、なんとかして一般レベルまで画力を向上させる方法を紹介します。
原因
なぜ絵が下手なのか?その理由を羅列します。
<学校で絵の描き方を教わらないため>
義務教育では「絵を描く技術」を教わりません。あくまでのびのび自由に描かせることが中心です。
私も義務教育で具体的な絵の描き方を教わった覚えがありません。たぶんこれは学校の教育が子供の発想力の向上のみに傾向しているためかと思います。たしかに発想力は重要ですが、描くための技術がないまま描いても結局できあがるのは「化け物」です。
ただこれは学校や先生によると思います。
<頭のなかの情報にたより描いてしまうため>
絵が下手な人は頭の中に登録された情報のみで描いてしまいます。
例えば象を描くとします。絵の下手な人の頭の中にある象の構成要素は鼻が長い、耳がでかい、体が大きい、足が4本、くらいです。
絵を描くには圧倒的に少ない情報です。
そうして描くと下のようなものができあがります。
<絵が上手くなる環境ではなかった>
周りの環境は重要で、幼いころから絵が下手だと否定されてばっかだと当然絵を描くのが嫌になってしまいます。逆に褒められて育てば絵が好きになり、自分から進んでどんどん描き、絵を描く機会に恵まれます。
性格も物事に疑問を持つような性格だと、物を観察する性質が自然と身に付きます。反発心に優れれば、環境をはねのけても描き続けます。
絵が下手な人は、育った環境や本人の性格が、運悪く絵が一般レベルになる条件ではなかったといえます。
解決法
絵が下手な人は模写をするといいです。が、少ない頭の中の情報のみで描いてしまう癖ができているので、それを一度ぶち壊す必要があります。
<方法>
模写をするための画像を用意する。(ネットで検索でも写真を取り込むでもいい)
↓
上下反転する。
↓
画像を見て描く
上下反転した画像は普通の生活では、まずお目にかかれないものです。
これを描くというのは、頭の情報で描いている癖ができている人でも、頭の情報に頼ることができないので、必然的に画像を見て描かざるを得なくなります。
これを繰り返し行うことで、もともとあった癖が認識されて、絵を描くとき頭の情報のみに頼るといったことが解消されるかと思います。
絵が下手な人は基本この練習法を少しするだけで、絵が一般レベルになるかと思います。
つまり見て描く癖がつくということですね。
当然この状態でなにも見ないで描いてもドヘタなものができます。
しかし見て描くという土台はできたので、あとは模写を繰り返せば、適切な情報がインプットされていきます。
ゆくゆくは自分でオリジナルの絵とかも描けちゃったりします。
最後に
今回は絵がドヘタな人に向け、解決法をご紹介しました。
この解決法は大変で頭が痛くなりますので、体調が悪い時は中断してくださいね。
下の記事も参考にしてみてください。