ネオログ

初心者向けに絵の描き方を紹介をしつつ色々考えるブログ

MENU

液晶タブレットと板タブレット買うならどちらがいいか?

f:id:neo00067825:20190428160759j:plain

魅力的なデジタルイラストを描くうえで重要なものがあります。それはずばりタブレットです。もちろんそれが全てとは言いませんが、重要なファクターであることは確かです。
タブレットには大きく分けて、液晶タブレット板タブレットの二種類があります。
今回はその二つの紹介をしたいと思います。

液晶タブレット

今から絵を描き始めるという方にはやはり液晶タブレットが一番おすすめです。
なにしろ常に持ち歩くことができ、合間時間に描けるというのが一番大きいと感じます。

〈メリット〉
・アナログに近い感覚で描ける。
やはり液タブにおける一番の利点がこれと思います。アナログでの感覚をある程度近いかんじで持ってこれるので、慣れる時間もそこまでかからないというのもよく聞く話です。

・どこでも持ち歩ける(製品による)ので合間時間を有効に使える。
これは製品によると思いますが、外で描けるというのはでかいです。ipadを使ってスタバで作業するというのもおしゃれな感じがしていいですね。

・場所をとらない。
これも製品次第とは思いますが、タワー型のパソコンに比べれば場所はコンパクトに収まります。ただ、人によってはコード類で意外に場所が埋まると感じる人もいるかと思います。

〈デメリット〉
・まだまだ価格が高い。
板タブに比べるとまだまだ価格が高い印象を受けます。それでもひと昔前に比べるとだいぶ安価になっています。30万とかザラにありましたが、今なら安価なものなら5万以内のものもあります。

・姿勢が悪くなる。
これは描く本人の注意次第と思いますが、集中しすぎて画面に顔を近づけすぎないように気を付ける必要があります。

・手で画面が隠れる
人によってはうっとおしいと感じる人もいるかと思います。とはいえアナログに近い感覚という持ち味から考えれば、手で画面が隠れるというのもまた持ち味の一つな気はしますが・・・。

板タブレット

昔はこちらのデバイスしか存在しなかったので、タブレットといえばこれ一択でした。こちらもメリット、デメリットを下に記載しました。

〈メリット〉
・安価で手に入る。
液タブに比べ安価で手に入ります。安い物なら新品で1万円前後で手に入りますし、中古なら半額以下で入手も可能です。

・姿勢が崩れにくい
本人次第かと思いますが、モニターを見ながら描くため液晶タブレットに比べると姿勢が崩れにくいです。

・手で画面が隠れない
液晶タブレットはその性質上手で画面が隠れてしまうという特徴がありますが板タブレットではそれがありません。

〈デメリット〉
・アナログと感覚がだいぶ違うため慣れるのに時間がかかる。
この点が板タブレットの大きなデメリットだと思います。やはり画面を見ながら手元を見ずに描くというのはアナログと大きな違いがあります。とはいえここさえ解決してしまえば、板タブレットの恩恵にあずかれると思いますので、それまで我慢です。

・地味に場所をとる
板タブレットの大きさによりますが、意外に場所を取りますので、大きな机が必要になります。

個人的な見解

私は中学生時代から10年以上板タブレットを使い続けてきた完全な板タブレット派で、もはや慣れすぎてデメリットの「アナログと感覚がだいぶ違うため慣れるのに時間がかかる。」が完全になくなっております。とはいえやはり慣れるのに時間はかかり、当時は毎日描いてなかったとはいえ半年くらい違和感はあったと記憶しております。

液タブに触ったことはありますが、当然板タブとの違いは大きく、手が隠れて描きにくい点や描きたいところと画面上で実際に描画されるところの差で、戸惑う点は多いです。
私意外にもずっと板タブで描き続けてきた人はそう感じる人が多いのではないでしょうか。


ただ。今からデジタルで描くという人は、お金があるなら液晶タブレットから始めるでいいと思います。手が隠れてしまうというのもアナログなら当然ですし、アナログとのズレは多少あるものの板タブレットに慣れるよりかは早く慣れると思います。実際以前の仕事場で液晶タブレットを導入したときも、支給された人は一日くらいでなんだかんだで使えるようになっていました。

最後に

ひと昔前までは液晶タブレットというとプロ中のプロが導入するという感覚でしたが、今や多少高いもののイラスト初心者でも十分導入を考えてもいい値段になっているかと思います。
もちろん紹介したタブレットを使わずマウスで描くというのもありですので、個人の流儀にあった道具を使うのがなんだかんだで一番いいですね。