ペン入れをする前段階の下描きで線をいっぱい書いてしまいどこにペンを入れればいいかわからなかったり、雑な下描きで実際にペン入れした後おかしいことに気づく……といったことが、あるかと思います。
今回はそんなときに気を付けることをお伝えしたいと思います。
下描きを雑に描くのはなぜだめなのか?
「よく線をいっぱい描いて絵を描いている人とかみるけど?」とか、
「どうせ下書きだし雑でいいや」などと思っている人はいるかと思います。
ここでは下書きを雑に描くのがダメな理由を羅列します。
〈ペン入れするとき悩む〉
いっぱい線を描いたせいで、実際にペン入れをするとき、どこに線をいれればいいか悩む時間が発生してしまいます。
〈ペン入れするとなんか違う〉
これはペン入れの技術にもよりますが、下描きだといい感じに見えるのに、実際ペン入れをするとなんか違う感じになってしまうこともあります。
下描きとペン入れしたもので差がでやすくなってしまいます。
〈時間がかかる〉
鉛筆を何回もストロークするので、その分時間がかかります。
という理由があります。
解決法
下描きの線をいっぱい描いてしまうのは、自分の中でその絵の線がどこにくるか決定していないということでもあります。
残念ながら日々丁寧に下描きを描くことを心掛けるしか明確な解決法はありません。
とはいえ絵の初心者の段階で決定線がわかりやすい下描きを描けというのはなかなか酷なことと思います。
そこで対処法として、何回か下描きをすることを覚悟し、下描きを何段階かに分けて行うのがいいかと思います。
一段階目の下描きでは雑でもいいので下描きを早く描き、その下描きをベースにペン入れを行うための第二段階の下描きをします。
人によってはさらに段階を分けるのもいいと思います。
こうして何度も下描きすることにより、頭の中の情報が整理され、徐々に精度の高い下描きができます。
そうして最終的にペン入れをしていくというわけです。
ただなるべく一回の下描きで済ますように普段から丁寧に描くことは心掛けたほうがいいですね。
最後に
今回は下描きはなぜ丁寧に描いたほうがいいのか? ということについて詳しく述べました。
私も雑に下描きをしてしまったあげく二回目の下描きを行うことがあります。
悪いことではないですが、時間的な意味で一回で下描きを終わらしたいですね^^;
ペン入れについての記事は、↓を参考にして下さい。