下描きまでは描けるけど、ペン入れのはなぁー……とか、
ペン入れのやり方がわからないといった方向けに、今回はペン入れの方法についてご紹介したいと思います。
ペン入れとは?
下書きで描写した線から取捨選択し、決定線を描く工程です。
うまく行えば、ペン入れだけで陰影や距離感を出すこともできます。
ペン入れするのに適した下書き
ペン入れをする前に下書きという工程があります。
ペン入れ適しているのは、すぐ下の画像のようにどこに線を引けばいいかわかる下書きになります。
対して次の画像のような迷い線の多い下書きだとどこに線を引けばいいかわからないため、迷う時間が発生したり、最悪描きなおすことになることもあります。
何度もペン入れしてきて、荒い下書きでも問題なくペン入れができる人はいいですが、初心者で慣れてない人は、下書きも丁寧に描いたほうがうまくいきます。
ペン入れのコツ
ここではペン入れのコツを紹介していきます。アナログ、デジタルどちらでも基本的考え方は同じです。
〈輪郭からペン入れしていく〉
輪郭からペン入れしていくことにより。物同士の前後関係を整理しやすくなります。
輪郭は場所にもよりますが、太目の線で描くと、中身の線とメリハリが聞きやすくなります。
〈光源を意識する〉
ペン入れをするときは光源を意識しましょう。自分の定めた光源に合わせて画像のように線を引いていきます。
画像では左斜め上が光源です。
〈距離感を出そう〉
イラストによって物同士の距離感を表現する必要があります。
これも輪郭線を引く段階で距離感を出すことができます。
〈中身の線を引いていこう〉
輪郭線が引けたら中身の線を引いていきましょう。
基本的に物体の山の線は細く、谷の線は太く描きます。
また光源も意識しましょう。光が入ってきにくい箇所は太く描いてあげます。
〈長いストロークが必要な場合〉
髪の毛など長いストロークが必要な箇所があります。
そんなときはラインツールに頼るか、もしくは何度かに分けて線を引いてあげます。
仕上げ
ペン入れが完了したら、はみだしや途切れている線、ゴミとりなどをしていきましょう。
仕上げの工程が終了したらペン入れは完了です。
自分の引きやすい線を把握しよう
ペン入れをするときはあらかじめ自分の引きやすい線の方向、長さを認識しているといいです。
線を引くときもキャンバスを回転させて得意な線の方向で描いてあげます。線の長さに関しても、引けない長さだったら素直にラインツールに頼るといいですね。
最後に
今回はペン入れについて紹介しました。
ペン入れは漫画やイラストでは非常に重要なので、今回紹介したことを活用してみてください。