お疲れ様です。キャラクターの瞳って絵を見たときに一番先に目がいくし、かわいい瞳を描ければ、キャラクターの魅力もぐっと増します。
今回はそんな瞳の描き方を紹介したいと思います。
まず構造を簡単に理解しよう
人が目で見たものを認識するプロセスですが、
まず角膜から入った光は水晶体を通して目の奥に入って網膜に届きます。網膜で光は電気信号に変換され、視神経を得て脳に到達し、像として認識されます。
虹彩は周りの明度により伸縮して水晶体に入る光を調節します。暗いところで瞳孔が開くのはこのためです。
実際に描写するとどうか?
目の構造を簡単に理解したら実際はどうなるか見てみましょう。画像はデフォルメをあまりしてないリアルな瞳です。
この目の人物の右側に窓があり、そこがメインの光源があり、また手前に白い机があるという設定です。
1. 光源となる窓は 人物の右側にある設定なので、瞳の右側(画面から見たら左ですが)にハイライトとして窓を描きます。このとき角膜はレンズ上なので、ハイライトとして描写する窓は画像のように歪曲して描写されます。
2. 瞳孔は黒く描写します。
3. 人物の下方にある机からの反射光も描いてあげます。机からの反射光は下からなので、瞳の下側は白くなります。
4. 瞳も白目と同様に瞼の影が落ちます。
5. 虹彩は外側から瞳孔に向かいランダムに線を描いてあげます。
という感じです。
デフォルメして描いてみよう
二次元のかわいい系キャラを描くときは大幅にデフォルメをする必要があります。
画像は上記と同じ環境で描いたものです。今回は描写手順も説明します。
まず黒一色で描写します。これが瞳の縁となります。
↓
次に瞳の色を塗ります。今回は茶色系ですが、好きな色相で大丈夫です。
濃いめの色を選択して塗っていきます。
↓
次に瞳の虹彩を描きます。この時瞳の縁と上部は、ベースカラーを残すといいですね。
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瞳孔を黒で描いてあげます。
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虹彩の線を描写してあげます。色はやや鮮やかな色がいいかと思います。
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瞳に瞼から落ちる影を描写してあげます。
↓
光源からのハイライトを描いてあげます。
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反射光を描いたら完成です。
色んなデフォルメの仕方がある
上記の描き方で描いた瞳以外にもいろんな描き方があります。
例えばこんな瞳とか、
こんな瞳とか、
アニメや漫画を見て、自分の好きな瞳を描きましょう!!
最後に
今回は瞳の描き方を紹介しました。
キャラクターは目が命です。
色んなデフォルメの仕方はありますが、基本的な考えは同じだと思うので、しっかり学んでキャラクターを輝かせましょう!!