絵を描いているけど全然上達しないな……とか、絵が絶対上達する攻略本があればいいのに……と思う人は結構いると思います。私も常日頃からそう思う人です。
今回は、現在の私の考えですが、絵が上達するだろう方法を書いていきます。
一般的に言われている絵が上達する練習法
〈デッサン〉
実物を観察して描く。ものの見方や感じたことを描けるようにするための練習
〈模写〉
画像を見て描く。画像からは実物ほど得られる情報はないものの、簡単にはいけない場所の景色の練習とか、手に入らないもの描けるようにするには重宝する。
双方とも重要な上達法であるのは確かです。
しかしいくらデッサンや模写がうまくても、実際の自分の絵で全然生かせない、という人はいるかと思います。
あんなに模写したのにまるで身になっていない……。
私自身も好きな画集やネットの画像を模写することはよくありますが、果たして身になっているのか? と思うことはよくあります。というか多分身になっていません(汗)
恐らくこれは考えずに練習しているため陥っているのだと思います。
考えて描く
世間で良く、デッサンや模写は考えて描かないと意味がない……。といいます。
しかし「考えて描く」というのはいったいなんなんでしょうか?
多分世間では実物や画像から、
「ここの形がこう見えるのはなぜなのか?」だとか、
「なぜここの陰影はこうなるのか?」だとか、
を考えながら描いていけばいずれわかるということなのでしょう。)考えは人それぞれでしょうが)
無論それはわかりますが、私のように頭の固い人が考えて描いたところで、ほとんど気づきのないまま終わることがほとんどです。
結果は考えずに描いているのと同じです。
では、どうすれば良いのか……。
「なぜそうなるか」を学ぶ
実物や画像を見たところで、得られるのは制作者試行錯誤の末にできたにできたうわっつらの結果のみです。
実物や画像を観察して、なぜこの物体はこうして作られたのか? という本質に気づく人はいいですが、100回模写してようやく1つのことに気づくような人もいます。あまりにも非効率すぎます。
そこで私が考えたのが、物事の「なぜそうなるか」を学ぶということです。
例えば青い空を描く際、なぜ空は青いのかということを考えます。
可視光は長さの違う波長のスペクトルから成っていて。波長の短いほうから紫、青、緑、黄、橙、赤となっています。空気中の酸素分子や窒素分子には、波長が短いほうが衝突しやすいので、紫、青の波長はあらゆる方向に散乱します。そして紫は人間の目には見えにくいので、結果として青く見えるということです。
専門家ほど理解する必要はないかもしれませんが、ある程度の法則を学ぶことにより、不自然な絵を描いてしまうことを防げます。
空を描く場合、雲がなぜできるかもある程度学ぶといいかもしれません。
または人体を描くために、筋肉の付き方や骨格を学ぶなども必要です。
こうして本やネット上からある程度情報を得たうえで、デッサンや模写をすれば、
「あの時の情報はこういうことだったのか」と、
事前に学んだ情報とすり合わせができて、自分の身になっていくのではないかと思います。
またオリジナルの絵を描くときもある程度法則がわかっているので、応用のきいた絵が描けるといった感じです。
まとめ
上達するためには物事の「なぜそうなるか」を学ぶ必要がある。
そうすることによりデッサンや模写が効果を発揮するかも!?
あくまで私の勝手な考えですが、練習はしてるけど身になってる気がしない……という方は試してみてください。