SF作品というと色々あります。有名どこでいうとやはり「スターウォーズ」や「スタートレック」日本だと「ガンダムシリーズ」でしょうか・・・。
私もSF作品が好きで漫画や小説を読むとなると選択肢としてSF作品が上位に来ます。
今回はそのSF作品の中でも自分にかなり影響を与えた、漫画家弐瓶勉・原作の
SF漫画「BLAME!」の紹介をしていきたいと思います。
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弐瓶勉先生とは?
今回紹介する「BLAME!」がデビュー作で、最近では「人形の国」を連載しております。
他にもアニメ化され、恐らく弐瓶作品では最も有名な「シドニアの騎士」やバイオハザードによる世界崩壊を描いた「BIOMEGA」等々があります。
「BLAME!」も最近映画化されたので映画だけ知ってる人も多いのではないでしょうか?
「シドニアの騎士」から弐瓶作品を知った人には、かわいい感じの絵でとっつきやすい印象を受けると思いますが、「BLAME!」から知っている人には重厚感あふれる白と黒のコントラストを効かせた絵を描く作家さんという印象かと思います。
「BLAME!」の世界観
よく何がなんだかよくわからないといわれる「BLAME!」ですが
話の目的事態ははっきりしております。
大昔人類の文明は隆盛を極めており、「ネット端末遺伝子」をもつ市民は「ネットスフィア」にアクセスし都市の持つ機能を最大限に生かし生活していた。
しかしなんらかの変調がおき「ネット端末遺伝子」に狂いが生じてしまった。「ネット端末遺伝子」がなければ正規の市民と認められず「ネットスフィア」にもアクセスできない、「セーフガード」と呼ばれる都市の異分子を排除する機能にも駆逐され、人類の大多数は生きていくことができなかった>
長い年月が経ち都市から人の姿が消えたころ、主人公である霧亥は都市機能を復活させる鍵となる「ネット端末遺伝子」を求め都市を探索する。
という話です。
ただ所々での説明が全くなく、初めて読んだ人は半分も理解できないのではないでしょうか・・・
「BLAME!」の魅力
<圧倒的な背景描写>
「BLAME!」といったらやはり巨大な都市の描写でしょう。
主人公霧亥は劇中でずっとこんな感じの都市構造体を探索し続けます。
建設者と呼ばれる重機が無作為に建造しているため、都市はだいぶ人間には不親切な作りになっていたり、何度も見返すと色々な発見があっておもしろいです。
<容赦ない戦闘シーン>
建物の描写ばかりに気を取られがちですが「BLAME!」は
アクションシーンもすごいです!!
霧亥は「セーフガード」や都市に居座る好戦的な不法居住者「珪素生物」と戦うことになります。たいていは武器の「重力子放射線射出装置」ですぐ片付けてしまいます。下のようにw
「重力子放射線射出装置」の破壊力はすさまじく、超構造体というとてつもなく固い物質にも簡単に穴をあけます。劇中では射線上70kmに穴が空いたという破壊の規模を表す台詞もあります。
しかし「重力子放射線射出装置」はその危険性からよく奪われたりします。そんな時は霧亥は白兵戦を行います。
これが超強く、胴体貫かれてもひるまず戦い、「珪素生物」相手には顔面にマシンガンブローかましたりしますw
ぼこぼこです。
「BLAME!」の楽しみ方
先にも少し描きましたが、「BLAME!」は一回読んだだけでは理解できないです。
しかし何度も読んでいると様々な発見があったり、垣間見える描写から、想像を膨らませることもできます。発行されてから結構時間がたっているので、web上には「BLAME!」の考察をしている所がちらほらとあります。そうしたところから他の方の考察をみて楽しむのもおもしろいです。
最後に
「BLAME!」は2017年に映像化もされました。
ネットフリックスで配信されているので、こちらもおすすめです。
下は私が描いたファンアートです。地味にスーツを描くのが大変でしたね・・・
ただ背景の爆発とか割といい感じでないでしょうか?
というわけで今回はSF漫画「BLAME!」の紹介でした。
またよろしくお願いします^^
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